FINE ROAD(83)ポーランドの教会堂を訪ねて(6) リプニツァ・ムロヴィアの聖レオナルド教会

FINE ROAD(83)ポーランドの教会堂を訪ねて(6)
マーウォポルスカ(小ポーランド)地方。
リプニツァ・ムロヴィアの聖レオナルド教会 ⑪
訪問日 2018年5月7日

この地にはもともとスラブ人の神殿があった。12世紀ごろ教会が建てられ、15世紀に火事で焼け、15世紀後半に建てられた木造教会で、木材はカラマツ、木のクギで造られている。

建物には奥行のある軒下が長くある。遠くの人々が土曜日(ソボタ)に来てこの軒下に泊まり、日曜日のミサに出席するための場所で、「ソボタ」という。
1997年、洪水で床上1.5mの浸水時、村人たちはオークの木と教会の建物をロープで結び流されるのを防いだという。
ここで案内人からの

質問1「古い教会は北に窓がないのはなぜか?」
《北からの風が強く、寒いから。そして北から悪魔が入ってくると言われていたから。》

質問2「入口のドアが低いのはなぜか?」
《人がしぜんにお辞儀をして、入るから》

素朴ながら堂々としたこげ茶色の外観の教会は、中に入ると鮮やかな色の装飾に驚く。
壁は読み書きのできない人にも聖書がわかるようにモーセの十戒、キリストの受難などが画家によって描かれた。
1711年に壁画、キリストの受難が描かれた。
最後の晩餐の絵に、ユダの顔が見えない。
天井は15~16世紀の絵で、テンプレートを用いて赤緑青の細かい模様が描かれている。
隙間なく美しい花柄で埋め尽くされまるで天国の花園のようだ。
1992年、祭壇が盗まれたが、泥棒は捕まった。
本物の祭壇は博物館にある。
聖レオナルドは囚人の守護聖人という。